獺祭を製造する旭酒造が、7月6日の西日本豪雨災害で被災してから早2ヶ月が過ぎますが・・・
当初は復旧には2〜3ヶ月はかかると言われてましたが、とても迅速な復旧作業にて7月の終わりには製造を再開されました。
しかし、その時の災害で工場の浸水・停電があり仕込み中だった獺祭が被害にあってしまいました。3日間とはいえ、製造管理を徹底している旭酒造にとってみれば停電による品質劣化は避けられず、獺祭として出荷出来なくなったのです。この時に製造されたお酒を廃棄することも考えられていたみたいですが、試飲して獺祭の基準には満たないけれど普通にお酒としての品質は満たしていたので、純米大吟醸として売りに出される事になります。
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そこに、『島耕作』で有名な弘兼憲史氏が故郷の支援の為にと、企画されたのが『獺祭 島耕作』です。
この『獺祭 島耕作』仕込み中に被災にあった獺祭の『磨き その先へ』『磨き二割三分』『磨き三割九分』『純米大吟醸50』を分別せずにワンラベルでの販売という形になるのですが・・・
被災した獺祭を『獺祭 島耕作』で8月10日に売りに出すとニュースで聞き、たまたま所用で3日に旭酒造に行った時にはまだ購入は出来なくて予約はしていました。そこで、『『獺祭 島耕作』は沢山ありますから予約しなくても購入できますよ』とレジのお姉さんに言われたのですが、その場で二本ほど予約をして後日取りに来る事にしました。が、案の定、販売日にほぼ完売!!後日、受け取りに行った時、レジで対応した方が予約の時と同じ方で、コソッと耳打ちされて『実はあの後から予約が予想外に多くなって・・・』と苦笑いされてました。
災害で品質劣化したとは言え、極端に悪くなってる訳ではないし、1200円の金額なら中身が『純米大吟醸50』だったとしても少し安くなっているんだし、『その先へ』だったら超ラッキーなのでそりゃ皆んな買うでしょ!!と、心の中で思ってました。
その『獺祭 島耕作』を呑んだのですが、ここで失敗したことが二つほど・・・
1、呑んだ後のワンラベルで展開していた事に気づいた事
実は『獺祭 島耕作』を二本購入したのですが、ワンラベルしか無いという事に気付かずにラベルを見て、二本とも精米歩合50%と書いてあるのを見て内心ガッカリしたのです。せっかく二本買ったのだから、一本は50じゃないのにしてくれたら・・・と。
で、呑んでみると50にしては呑みやすいんですよね。自分としては(勝手に)50だと思い込んでいたので、三割九分かもしかしたら二割三分だった可能性が!!
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2、等外と飲み比べをした事
ワンラベルと知っていたら、間違いなく50か三割九分と飲み比べをしてました。何故なら、飲み比べによって『獺祭 島耕作』中身が何かを知ることが出来たからです。
そうとは知らずに、呑んだことのない種類だった『等外』と飲み比べた事によって、自分が購入した『獺祭 島耕作』の中身が何だったのかは想像でしかわからないままとなってしまいました。
ちなみに『等外』を呑んだ感想は・・・
淡麗辛口な感じ、俗に言う昔ながらの日本酒といえばいいのかなぁ。自分の思っている日本酒のイメージ。辛さが口の中に少し残る、苦手な飲み口でした。50の方が呑みやすいです。
『等外』には他に『等外23』というものがあり、次回はそれを呑んでみたいですね。
『獺祭 島耕作』を購入されている方でまだ飲まれてない方は、是非『純米大吟醸50』もしくは『磨き三割九分』と飲み比べをされるといいですよ!!